コンサルタントのお仕事

コンサルタントの仕事より【vol.9】<エクステリアの考え方>

cons_70.jpgみなさんこんにちは。OZONE住まいづくりコンサルタントの山内です。

今回は『エクステリア』についてお話したいと思います。
エクステリアとは門、塀、垣根、物置、カーポート等から、植栽や庭石にいたるまで
様々なものが含まれます。
インテリアに対して、建物の外側を取り巻く空間や環境全般のことを指しています。

四季がある日本で暮らす私たちにとって、自然から得られる心地よさは特別なものです。
「アウトドアリビング」までは言わないまでも、部屋の中にいながら、外への広がりを
感じる開放感をできるだけ高めていきたいと考える方も多いのではないでしょうか?

家の大きき・部屋の広さは、敷地的にも法的にもどこまでも大きくできるものではありません。
また、予算や隣地との関係も関わってきます。
そんな中、実際の部屋の広さ以上に開放感を生み出すには、適切に開口部を設けるなどの工夫
必要となります。
"適切に"というのは、お隣や道行く人々の姿や視線が気にならないように、ということです。
単に大きな窓を設置するだけでは部屋の中が丸見えになってしまい、落ち着いて生活できません。

開口部の外が庭で、その庭とリビングを一体的に活用できれば、それはアウトドアリビングと
呼ばれるものになります。とても開放的かと思いますが、隣地・道路との境をしっかり守らないと、
視線も気になり、また不用心でもあり、逆に落ち着かないことでしょう。そうなってしまうと、
庭に面している開口部のカーテンをずっと閉めっぱなしという何とももったいない話もよく聞きます。

逆に、庭がない場合はちょっとした隙間空間を活用してみましょう。外からの視線を遮りつつ窓を開けることができれば、とても贅沢で開放的な
空間になります
。坪庭や、空が直接見えるように設ける高窓などがその例です。

ベランダではどうでしょうか。高層マンションでも一戸建ての2階部分でも理屈は同じです。ベランダをそのまま殺風景な外部空間にしておくよりは、
鉢植えの植物を置いてみたり、リゾート風の家具などを置くといった演出で、より広がりを感じることができます。
自分のための自由に使えるエリアが増えているという感覚が重要です。視線が気になる場合は、ブラインドやロールスクリーンを途中まで下げれば、
坪庭的な効果も出すことができます。

先ほど、庭の広がりを感じるためには境界での仕切りが重要だというお話をしました。この境界の工作を外構工事と呼びますが、特に一戸建ての
計画ではこの外構工事が後回しになる、あるいはとりあえずの計画で済まされてしまうことが多々あります。お隣との関係やプライバシーの問題などに
関わる外構工事は後回しではなく、居住スペースと一体で計画
をして、ぜひ敷地環境を存分に活用した開放的空間を手に入れてほしいと思います。

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