条件やご要望の優先順位を変えることで、住宅の形は変わるので、何を大切にするかの見極めが大切です。建て主様がその判断をする上での良い道先案内人に、設計者がなることができればと考えています。 家造りは、建て主様、施工業者、設計者それぞれにとって、やるべきことが多く大変な仕事ですが、同時にとてもやりがいがある仕事です。ビジネスを超えたところで、その過程を皆で楽しみましょう。
この建築家のWebサイトへ吹き抜けた広い玄関ホールがある住宅。玄関ホールの周りは個室となっており、訪れる人々と家族との交流の場となっています。ホールに設けられた螺旋階段を利用したスキップフロアとなっています。
大きな公園と小さな公園に挟まれた敷地です。建物の1階と3階にはテラスや駐車場の外部空間があります。公園や外部空間の眺めや光を取り入れることを考えながら計画した住宅です。
建物と庭の計画。四隅の庭を縁取るように配置した、1階の十時型のコンクリートの上に、2つの木造のボリュームを離して置くことで、連なり合う5つの庭と庭を楽しむ住環境をつくり出しました。
平屋と2階建てを土間で結びつけた二世帯住宅。親世帯が暮らす平屋はバリアフリーのワンルームのような計画であるのに対し、二階建ての子世帯はスキップフロアーで個室が多い計画となっています。
角地に建つ住宅。角地側に壁で覆われた坪庭を設けてプライバシーを確保。坪庭に面した大きな吹き抜けから光や風を取り込んでいます。坪庭のグレーチングの床は1階に光を届けます。
住宅的な環境を作り出すことが望まれたデイサービスの計画。中庭を持つ平屋として、一体感が感じられるようにしました。左官やあらわしの垂木などの素材感を出し親しみやすい施設とすることを考えました。
経歴
1966年 大阪生まれ
1990年 東京大学建築学科卒業
1992年 同大学工学系大学院建築学科専攻修士過程終了(香山研究室)
1992年 日本設計に勤務
1994年 アプル総合計画事務所に勤務
1999年 「宮本三郎美術館建設提案競技」にて最優秀案に選出され、THT Architects.Inc設立
2005年 有限会社 角倉剛建築設計事務所を設立
2003年 東京電機大学非常勤講師