建築を含めたすばらしい生活環境の実現には、設計の依頼者と設計者がともに良い建築を目指すことが重要です。特に発注者(依頼主)のプロジェクトに込める想いに寄り添い,計画を進めることが重要です。これまで私は福祉施設や医療施設を中心に、個人の住宅,診療所や店舗,商業施設,事務所,教会など,さらに学校,美術館,水族館など多様な設計を経験してきました。その経験をふまえて,これからも調和ある建築環境の実現に力を尽くします。価値ある建築の実現に力を発揮させていただければと思います。
この建築家のWebサイトへ地は西を道に接する変形の旗竿形状であり、東側は高さ5Mの崖上に建つ。ドイツ文学の研究者とその親子3代3人の住まいとして、緑に囲まれた吹抜け空間を中心に、変化する光の中に快い時間を過ごすことができる。
この家は南荻窪の住宅地にある。敷地の南角を壁で囲み小さな中庭を設け、建物は中庭を取り巻くようにL型に配置した。植栽のある中庭を介して家の内部と外部との間に太陽と季節の変化につれ多様な関係が生まれる。
敷地は和歌山市の住宅地にある。建物は東西に長い配置とし,南側に庭を確保した。2層の高さの長い廊下と階段の欄間からは安定した光が満ち,居室には様々な大きさ、形状の開口を通して,多様な光や情景がその内部に取り込まれる。
東西を道路と川に挟まれた4層の建物は,各階とも道路から川へと貫かれたほぼ同一の平面形状をもちながら,それぞれに異なる天井高とさまざまな開口が与えられ,階を巡る毎に多様な空間体験が楽しめる。
番町文人通りに面するオーナー住戸併設の6階建て集合住宅である。エントランスロビーやエレベーターホールから見る庭、オーナー邸からテラス越しに遠望できる景観など、外部と内部との多様で豊かな関係を楽しめる。
幹線道路に面する診療所併用住宅である。円筒形の建物の2・3階には中庭を介して諸室に柔らかい光が届き、外壁に点在するガラスブロックとスリットを通した太陽光によって内部空間が新鮮な表情に変化し続ける。
経歴
1980年 早稲田大学理工学部建築学科卒業
1982年 早稲田大学大学院理工学研究科 建設工学専攻博士前期課程修了 池原義郎研究室
1982年-1984年 清水建設株式会社 設計部
1984年-1992年 株式会社谷口建築設計研究所
1993年 株式会社村松デザイン事務所設立