レストランをデザインする時には、客とシェフと料理が主役だと考えて作っています。 その時にインテリアは意味も無く目立つことは逆効果です。住む人と日々の生活が主役という意味では住宅も同じです。限られた敷地と予算でも、固定観念にとらわれずに考えれば可能なことも多いのです。でも魔法ではないので、是非、家族にとって何が大切なのかを考えて欲しいと思います。そして一緒に考えることを楽しんでくれると意外な可能性が生まれたりします。
この建築家のWebサイトへ都心の周りを住宅で囲まれた旗竿敷地ですが、2階に広いテラスを取ることで敷地いっぱいに広ろがるリビングダイニングを設け、中央に吹き抜けを設けることで1階の北側の部屋にも日が入ります。
Q値=1.7と高断熱高気密性能を持たせることで1・2階をつなげた一体空間とした。夏と冬の室内温度を測ると、上下階の温度差は1℃以内、夏・冬でもエアコンは1台1〜3時間の稼働時間であった。
80代の親と50代の子世代3人の2世代住宅で、子世代は自らの老後も考慮に入れている。独立しつつもお互いの気配を感じられる適度な距離感を雁行の配置で作った。他に60代と80代の老々住宅も増えている。
近所に住む親戚家族といつもBBQしているような子供3人の家族の家です。家族それぞれの場所(子供部屋や書斎など)が、りビングダイニングに付属するコーナーのような関係で、飲み物などは手渡しできる。
都心の周囲を住宅で囲まれた密集地で、3階レベルからしか日光は入らないため、希望でもあったNYのロフトのような天井の高いラフでオープンな空間を2階に作っている。
二子玉川の川に面し、外断熱を施した鉄筋コンクリート造のため室内は打放しの賃貸の長屋である。メゾネットであったりロフトを持ち、半分のユニットは屋上を持っている。
1962年 東京生まれ
1984年 東京芸術大学美術学部建築学科卒業
1986年 東京芸術大学修士課程修了
1986年-1996年 アルテック建築研究所
1995年 渡辺康建築研究所設立
平成6年度東京建築士会住宅建築賞金賞受賞
平成6年度関東甲信越建築士会ブロック会賞
1996年・2003年 日本建築学会作品選集
1999年より東京芸術大学・日本大学生産工学部・神奈川大学・多摩美術大学非常勤講師
2007年 山梨県建築文化賞奨励賞
2011年より日本大学生産工学部建築工学科教授