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住まいの事例

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都心にある大人の隠れ家 ~センスが光る家~

70代初めのご夫婦。
これまでも「ハウスメーカーの家→注文住宅→マンション」と、何度かの住替えと家づくりを経験されてきました。

そして「終の棲家は、建築家との家づくりを!」と当初からご希望で、こだわりをかなえてくれそうな建築家の遠藤誠さんを紹介して、家づくりが始まりました。

家づくりのテーマに、『高年齢でも住みやすい家』とご記入されましたが、これは将来に向けての当然の基本。加えて「これからの人生を十分に楽しむ為のご要望」が満載です。たとえば・・・

・エントランスはヨーロッパの石だたみ。
・LDKのインテリアイメージは、エレガントなフランス風。
・ご主人の趣味室はブルックリンスタイル。

建築家はどのような家を設計してくれるのでしょうか。実際に竣工したお宅をご覧ください。
建築の素晴らしさは、住まい手の人生をとても豊かにしてくれます!


W350200810_011.jpg●ファサードのデザイン
アプローチの床は石だたみ。

外壁仕上げは特注のレンガタイル貼りで、色むらだけでなく、表面のテクスチャーにもバリエーションをつけたそう。≪年代物≫と感じさせてくれます。


家のエントランスは彫りの深いアーチ状で、重厚な扉が設置されています。一見、「この建物は何だろう?隠れ家レストラン?教会?」とも感じる風情なのです!


ライトアップされた前庭の立木が外壁に影を落とす様子も、昼間の太陽の光の木漏れ日も、この住宅のファサードに上品で優雅な佇まいを演出します。




●リビングからエントランスホールを見る
2階への階段があるレンガタイル貼りのエントランスホール。1階リビングに奥様がいても、2階にある趣味室にご主人やお客様が直接行くことができます。



●リビング
こだわりの空間に、こだわりの家具やウィンドウトリートメント。
エレガントなフランスの雰囲気に包まれます。




●ダイニング
リビング・ダイニングの幅一面に、輸入サッシの細い格子の大きな窓と、2枚の外開きのガラス戸が庭に向かって開かれています。天井一杯の高さから吊られた白いレース、そして水色のカーテンがインテリアのセンスを感じますね!カーテンのタッセルもフリンジが長くエレガントです。
壁の色味は、建築家が苦労したところだそうで、白ではなく微妙に色付いているのです。



200810_024.jpg

ダイニングの壁側は2階との吹抜けとなっていて、トップサイドライト(高窓)からの明るい光が落ちてくるように設計されています。


食事中のテーブルが明るいと、気持ち良くお食事が進みますし、とても健康的!



上部に見える木製の梁は、構造上の力強さを感じさせつつ、木のやさしい味わいで食卓を盛り上げてくれます。



●2階からエントランスホールを見る
200810_032.jpg実は、この家はスキップフロアになっており、エントランスホールから階段で上がった場所から、2階の趣味室までは床レベルがもう少しだけ上がります。
ちょっと奥まって雰囲気が変わる感じです。

1階との行き来には、ホームエレベーターが設置されていますので、『高年齢でも住みやすい家』というテーマにも沿っています。


●趣味室
ご主人は音楽が趣味で、楽器や音源が沢山あります。「隣家に気兼ねなく大きな音で音楽を楽しみたい」というご希望がありました。同じ家の中ですが、1階とはインテリアのテーマを変えています。バーカウンターもあって、ご主人と同じ趣味のお客様専用の空間です。



W350 200810_030.jpg《建て主さまから》
70才を前にして一軒家に住みたいなと夫婦で話していました。知り合いのご夫婦が良い家を建てられたと言うので伺うことに。ご主人が建築に力を入れられただけあって良く工夫された素敵なお家で、OZONEで設計から施工まで相談に乗ってもらえるプランで建てたと聞き、我々も早速申し込みました。

設計コンペで「高年齢でも住みやすい」「楽器で遊ぶので音が漏れない部屋を作りたい」など条件を幾つか出しました。そして3つのプランが上がって来ましたが、希望を上手く取り入れて設計して頂いた遠藤誠さんのプランが突出して良いと思いました。この家の前面はアーチ形の玄関以外、窓がないと言うお洒落なファサードでした。暗いのではないかと心配しましたが、ファサード裏側の空間には天窓があり、玄関ホールと階段に降り注ぐ自然光がこの家の魅力になっています。

《建築家から》
私がこれまでにあまり設計の経験をしたことがないテイストのご要望で、しかもそれが各スペースごとに数種類ありましたので、正直「苦労しそう...」と思いました。
なので最初からできるだけ多くの建材屋さんやメーカーに協力を仰ぎ、住まい手と一緒にサンプル確認やイメージ写真の共有などしながら進めていった感じです。
実施設計や現場監理の時はその詳細の詰めに入り込んでいたので、あまり意識しませんでしたが、竣工後、撮影した写真が上がってきた際、「ご希望のテイストは実現できたのかな」と、何となく個人的には思うことができました。

詳細情報

●所在地:東京都 ●構造:木造  ●延べ床面積:172.04㎡(52.13坪) ●コース申込:2018年9月 ●設計:2018年12月~2019年8月  ●工事期間:2019年9月~2020年6月 ●担当コンサルタント:松本さゆり・村松葉子(文) ●設計:遠藤 誠  ●施工:匠陽 ●写真:© Kenji MASUNAGA/益永研司写真事務所

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