ご両親の家の「L字型の庭」に、息子さん家族が家を建てるご計画です。
その場所は、母屋の和室の広縁に面した南と西の庭。
ご両親の家の環境にも配慮しつつ、変形敷地に建てるという難しい設計条件のため、ハウスメーカーに提案頂いたものの「何か決め手に欠ける」ということで振り出しに。
そしてお姉さまの勧めでOZONEの無料相談にいらっしゃいました。
① 風と光が通る暮らしやすい(家事ラク)な家
② 片付け・収納に工夫のある家
「イメージはこんな感じですか?」とある住宅事例をお見せしたところ、「OZONEを紹介してくれた姉もこの雰囲気がいいんじゃない?と言ってました(笑)」。その住宅はイベントの看板にも使わせて頂いたお宅で、LDKに大きな吹抜けが2カ所あり、明るく開放的。最初のイメージ合わせがうまく出来ました。
ただ難しい敷地でしたので、その建築家を含めて2名の建築家から間取りの提案をもらい、冷静に可能性を検討。最終的に先ほどの住宅事例を設計した建築家・平 真知子さんに依頼することになりました。
敷地面積は89㎡確保し、建築面積を47㎡、延床面積は128㎡と、ご希望に合う面積が確保されました。
壁を少なく出来るので、2階をひとつながりの空間にしたり、吹抜けをつくって空間を広く見せたり、光を取り込んだりすることなども可能です。今回の計画にはピッタリのご提案です。
PCで調べ物をしたり、
お便りに目を通したり、
チョットした家事のスペースがあると、
ダイニングテーブルにモノが広がることもなく
スッキリと片付きますね。
階段を上がったところに図書室、
そこから渡り廊下で行った
反対側に子ども部屋があります。
吹抜けなので、2階の様子も見えますね。
子ども部屋には、
木枠の室内窓をつけて
広がりが感じられるようにしています。
今回2名の建築家から設計プランの提案をいただきました。どちらのプランも甲乙つけがたいほどの内容でした。その為たいへん迷いました。お二人の建築家さんと巡り会えたことはとても幸運なことだと感じています。また、ハウスメーカーさんで提案を受けた時とはまるで違うワクワク感と申しますか、何とも言えず楽しかったです。
●所在地:東京都 ●敷地面積:89.17㎡ ●建築面積:47.47㎡ ●延床面積:127.85㎡ ●家族構成:ご夫婦・お子さま ●コース申込:2019年6月 ●竣工年月:2021年8月 ●設計:建築家 平 真知子(平真知子一級建築士事務所/写真提供) ●施工:株式会社 山菱工務店 ●住まいづくりコンサルタント:久保尚子、村松葉子(文)