お子さん達が小学校と保育園に入る1年後には、家を建てたかったF様。服飾関係のお仕事なので、デザインも譲れません。そこでOZONEのコースを上手に利用して、見事に「子供も大人も楽しく快適、なによりほっと出来る家」を手に入れました。
担当したOZONE住まいづくりコンサルタントが、家づくりの過程をご紹介します。
Q 建て主F様は、どんな方ですか?
子育てをしながら仕事もこなす、いつもおしゃれでファッショナブルな奥様と、お仕事で多忙な中、趣味のサーフィンやDJを楽しむ、ライフスタイルを大事にされているご主人は、家に対してもとてもこだわりをお持ちでした。
Q F様は、家づくりに対してどのような要望をお持ちでしたか?
ご主人は海外での生活経験も長く、枠にとらわれない自由な発想の提案を建築家に期待していましたし、奥様もデザイン性と家事動線などの機能性を兼ね備えた家を希望されていました。
Q 建築家3組による、プラン提案コンペはどんな様子でしたか?
好みや要望がはっきりしていたので、3組の建築家を選ぶのも早かったですし、プラン提案後の決定も迷いがなく、確か3日後にはお返事をいただいたと思います。ご夫婦ともコンペをとても楽しまれていたのが印象的でした。
Q この家の間取りで、一番の肝になった部分は、どこですか?
階段と吹抜けで縦につながる空間と、南北に緑あふれるバルコニーがあり心地よく風が抜けるリビングダイニングと広々としたオープンキッチンです。ご主人は音楽部屋がとても気に入られて、そこで過ごす時間が増えたそうです。
Q 実際に建ったお宅を訪問して、どんな感じでしたか?
さりげなく飾られたインテリア雑貨や家具のコーディネートもさすがに上手で、建物のお引渡しの時よりも、ずっとFさんらしい素敵な空間になっていました。
Q 建築家の高橋元氣さん、つばささん達は、どんな建築家ですか?
今回は最初からスケジュール的に厳しい状況がわかっていましたが、限られた時間の中、効率的に打合せを重ねていただき、細部に渡って建て主の希望を叶えてくれたと思います。
Q Fさんが一年で家を建てられたのはどうしてでしょうか?一般的に、建築家と家を建てたいと思ったとき、どれくらいの期間をみておけばよいでしょうか?
土地を購入されたのが3月で、お子さんの入学、入園が翌年4月でしたので、3月には引越しされたいとのことでした。Fさんはかなり早い方です。一般的には、規模にもよりますが、建築家で家を建てる場合、1年半以上はみておいた方が余裕を持って進められます。
●所在地:東京都 ●家族構成:夫、妻、長男、次男、三男 ●敷地面積:108.42m2(32.85坪) ●延床面積:154.68m2(46.87坪) ●構造:混構造(1階RC造+2・3階木造) ●竣工年月:2015年3月 ●設計:元氣つばさ設計事務所 ●施工:江中建設 ●撮影:大槻夏路 ●掲載:住まいの設計 2018.1-2月号(扶桑社)
当初は2014年中の竣工を希望されていましたので、スケジュール表を作って納得いただきました。通常2日に分けて行う計画整理も1日で完了!
スケジュールに関して、念押しするような面談でしたが、デザイン性も高い建築家との会話も弾んでいました。
Fさんの期待通り、三者三様の提案でコンペを楽しんでいただけました。
ここでも最重要ポイントはスケジュールで、先々迄の予定を考慮しながら進めていただきました。
1F部分がRCということもあり、工期は掛かりますが、施工会社とも非常に良く連携を取ってくれていました。
工事はまだ少し残ってはいましたが、無事お引っ越しもできて一安心でした。