自然環境にマッチした木の家がいい!
敷地は、高台の角地で開放感があり、隣地が公園で緑豊かで、風通しが良いのが特長です。新しい家には、これら敷地の良さを生かしてほしいというご希望がありました。
また、性能で特に気になるのは、耐震・断熱。加えて、自然素材や薪ストーブによる安心、やすらぎ。使いやすい収納も欲しいとのこと。
ご利用頂いたハーフコースでは、これらのご要望を踏まえて、「ライフスタイルシート」を作成。
それをもとに3組の建築家の方々と面談し、その後、設計コンペにご参加頂きました。
現在の住まいが老朽化し、ご長男のご結婚を機に建替えることに。
初めにハウスメーカーの展示場に行ってみたものの、何かしっくりとしなかったとのこと。
そこで建築家に依頼したいとお考えになったものの、進め方が分からず、OZONEに相談にいらっしゃいました。
敷地は、高台の角地で開放感があり、隣地が公園で緑豊かで、風通しが良いのが特長です。新しい家には、これら敷地の良さを生かしてほしいというご希望がありました。
また、性能で特に気になるのは、耐震・断熱。加えて、自然素材や薪ストーブによる安心、やすらぎ。使いやすい収納も欲しいとのこと。
ご利用頂いたハーフコースでは、これらのご要望を踏まえて、「ライフスタイルシート」を作成。
それをもとに3組の建築家の方々と面談し、その後、設計コンペにご参加頂きました。
そして最終的に、一緒に家づくりをしたいとお願いしたのが、平真知子さんでした。
平真知子さんの設計は、いつも、ふんだんに【木のテイスト】を用いて、大きな窓(断熱性能あり)を配することにより、住まい手の生活が周囲の自然に溶け込んでいるように感じることが出来ます。
また、空気の流れを考慮した窓から入ってくる爽やかな風は、それだけで夏の暑さをやわらげてくれます。
冬には、薪ストーブが室内をあたため、春と秋はそのままで十分過ごせる。日本の四季に合わせた設計となっていると感じます。
正面の壁は天井より下がっており、板張りの天井が伸びて行く様子は、家の奥行を感じさせてくれます。
玄関ホールから、奥に客間(和室)の前の広縁が見えています。
玄関ホール奥から、LDKを見る。入口の右の棚には、奥様の趣味の陶芸作品が飾ってあります。
左側の大きな窓は庭に開いてとても開放的。寒い時期には、1階の部屋の奥まで太陽光が入って温かそうです。
床の仕上げと窓外のウッドデッキが同じ高さであることで、LDKがより広く感じます。
庭には大切に残したヤマボウシや移植した木々が植えられています。
育っていくのが楽しみですね。
奥様の趣味の素敵な陶芸作品です。
これらの食器は冷蔵庫の隣にある造りつけ収納(下の写真・薪ストーブの左側)にしまいます。
薪ストーブのメーカーはモルソー。
念願の薪ストーブは家の中心に。ソファーに座ってあたたまります。ストーブの前の床に座るのも気持ち良さそうですね。
薪ストーブの背景はなんと公園の緑!自然の中で焚火をしている感覚で、癒されますね!
庭をL字型に囲むLDKと客間。雪見障子の先に庭が見えて、独立した空間としてとても落ち着いた雰囲気です。
2階レベルからは、公園の木々の梢が見えます。
新緑の春、紅葉の秋、風雨の時でさえ美しい自然の景色が楽しめそうです。
2階のもう一つの個室は切妻形の勾配天井で、落ち着いた空間となっています。
平真知子さんの設計した住まいは、これまでも窓からの景色が美しく、かつ爽やかに風が吹き抜けて行く感じが大好きです。夏の暑い日にも、風が家の中を通り抜けるだけで涼しくて気持ちが良いので、エアコンをつける時間が減りますね。山登りが趣味で自然を愛する平さんならではの空間だと感じています。
マンション、建売住宅と住み継ぎ、終の住処は思い通りの家にと強く念願していました。折に触れ住宅雑誌や建築家のサイトを繰り返し眺めているうち、いつしか自分の好きなデザインやテイストがはっきりしてきました。
ただ、数多い建築家の中で誰に依頼すべきか、アクセスの方法含め分からないことだらけのところOZONEの存在を知りました。
最終的に設計依頼した平真知子さんはこちらの思いをしっかり汲み取った上で提案してくれました。
耐震、断熱など住宅の基本性能はもちろん、防犯や内装の素材選びなど気づきにくかった部分まで的確にアドバイス頂きました。
家づくりの最中は心ときめく、そして実際に住んでからは心地よい時間を過ごしています。
~緑を楽しむための小さな工夫~
小さな工夫を積み重ねると、緑を身近に楽しめる家になります。例えば、家の中と庭との段差を縮める。家の床を地面に近づけられればよいのですが、木の家は床を地面から離す方が、白蟻や腐朽の心配は少なくなります。そこで、家から少し離れた場所に築山をつくり、家と築山の間にウッドデッキや縁側を渡し掛ける。この工夫で、庭へ出る機会が少し増えそうです。
また、窓の近くに草木を植えてみる。間近に見えるので、季節による小さな変化に驚かされます。手前の緑と敷地際の緑が重なり合い、庭の奥行も感じられます。また、地面に近い地窓や、見上げる高窓を取り入れてみる。目に入れたい景色だけを切り取ってみる。家の裏や脇の小さなスペースにも少し緑を添えてみる。廊下や洗面所など短い時間を過ごす場からもちょっとした緑を楽しめるようにする。道路際にも少し土を残して、草を生やしてみる。
そして、防草シートや三和土の舗装なども取り入れて、手入れを楽しめる程度に抑えることも、大事な工夫の1つかもしれません。