BIMが実現した使い勝手のよい家
前回の家づくりでは、建築家が大工の棟梁に対し遠慮して要望がうまく伝えられなかったことに後悔も残っており、今回は遠慮せずにやりたいこと、言いたいことを何でも伝えられる建築家に依頼しようと決めていました。
OZONEの「ライフスタイルシート(現在の生活習慣やお困りごとから新居への要望を整理するシート)」は、通常20ページ程度であるところ、A様は各項目をびっしりと書きこまれ、最終的に30ページ近いものになりました。
そして、その細かい要望や課題を丁寧に読み取り、設計プランコンペを通して建築設計事務所 フレイムの小俣さん、金子さんのペアに依頼することとなりました。
具体的な設計は、「BIM」という、図面ではなくコンピューター内に先に3Dで建物をつくるシステムを使いました。完成後の色彩や寸法、空間をリアルにイメージしながらの打ち合わせは効果的でした。
とくに、洗面台の高さや収納引き出しのサイズ、棚板の位置など、1cm単位の設計修正を事前に繰り返し、完成したA様宅の空間は、BIMで作成した3Dの映像そのもの。
本当の意味で要望通り、イメージ通りにできた、大満足の家づくりとなりました。