マンションの8階住まいから、土地を探し、建築家を見つけ、設計、見積り、工事...と、3年かけて念願のマイホームを手に入れました。
素材にも設計にもこだわり、満足度の高い家になったそうです。
「建もの探訪」を見て、建築家に興味を持つ
最初はハウスメーカーを検討していたのですが、テレビの「建もの探訪」を見て、イメージが膨らみ、建築家への方向転換を決めました。
その後、OZONEでコンサルタントが紹介した建築家の作品ファイルを多数見て検討し、建築家の三鴨さんを見つけました。決め手になったのは、広い土間のある家のテイスト。住みたい家のイメージが結び付けた出会いでした。
土地探しに2年。建築家に見てもらって安心
建築家が決まっても、まだ土地がない状態でした。人気のエリアだったので2年かかりましたが、候補の土地を建築家に見てもらい、建てられる家のボリュームなどを把握し、安心して購入の決断をすることができました。
完成したお宅をご紹介します。
● フロア構成
1Fに水回りや個室
中2階に子供部屋
2FにLDKや和室という構成です。
スキップフロアで外からの視線と高さがずれ、のびのび暮らせます。
● 1F 土間仕様の広い玄関
玄関ドアを開けると、念願のモルタル土間が奥まで広がります。
窓とオープン階段で、明るく気持ちよいホールになっています。
● 1F 洗面と個室
室内干しを意識した広い洗面室は家事でも大活躍です。個室には、夜勤で昼間眠ることもあるご主人のために、木製建具で光をシャットアウトできる工夫も。
● 中2F 子供部屋/リビングに上がる階段
息子さん自ら色やデザインを考えたとか。シンプルで使いやすそうです。
● 2F リビングダイニング/キッチン
窓が多くて明るいのに加え、床:ナラ無垢フローリング、天井:レッドシダー、リビング壁の一部:左官塗り、窓:木製サッシというこだわりの素材が、居心地の良い空間に貢献しています。
● 2F 和室
リビングから半階上がった和室と、そこからリビングを見下ろしたところ。
息子さんたちがこの階段に腰かけて、リビングの会話に参加するとか。微笑ましいですね。
●所在地:神奈川県 ●夫 妻 長男 次男 ●敷地面積:112.63m2(34.13坪) ●延床面積:111.29m2(33.72坪) ●構造:SE構法 ●竣工年月:2019年9月 ●設計:須藤一栄・三鴨泉建築研究所 ●施工:伊藤工務店 ●撮影:大槻夏路 ●掲載誌:住まいの設計 2020年4月号