ご両親と娘さんご家族(ご夫婦+お子様2人)が初めていっしょに住む「二世帯住宅」。
「住んで、庭などに自分たちで手を加え、家づくりを継続したい」というイメージをお持ちでした。
ご両親が以前暮らしていた家が建築家の設計でしたので、「是非、今回も建築家で!」というご希望でサポートがスタートしました。
ご家族6人の住まいですので、建物の必要面積やご要望を出来るだけ取り入れていくと、金額が膨らみがちです。
でもご予算厳守は絶対条件。そのため、費用が明確に出る工務店からも設計プランや概算見積もりを出してもらいましたが、最終的には、当初のご希望通り、建築家の方に依頼することになりました。
提案力とプロジェクト監理力、そして最終的に完成した丹精な住宅を拝見し、改めて建築家の力量を感じとることが出来たプロジェクトでした。
●キッチン
何人も同時に作業できるキッチンはご家族お気に入りのTOYOキッチン。作業台の高さを身長に合わせて少し高くしてあります。
≪建て主さまから≫
計画の時点では両親と離れて暮らしていたため、話し合いの場を持つことが大変でしたが、OZONEの方のきめ細やかなお力添えのおかげでスムーズに運びました。予算ありきの家づくりでしたが、OZONEの方のご協力で信頼できる建築士の方と巡り合えました。建築士の方と長くお付き合いのある工務店さんにお願いしたので、設計・施工の段階でも気軽に意見交換することができ、家族みんな今の家を大変に気に入っています。ありがとうございました。
≪建築家 東信洋さんから≫
設計や施工の段階で建主さんご家族とはよくコミュニケーションを交わしながら家づくりを進めることができたと思います。
6人で住む家ですのでご家族それぞれが要望をお持ちです。ですのでお住まいになる皆さんのお話を注意深く聞き、間取り・素材・コストのバランスをとる努力をしました。今回同居されるご両親さんも関西から東京に打合せで何度も来ていただきとても助かりました。
例えば私が工事監理で現場に行く際にはできるだけ建主さんご家族にお声がけして工事の進捗状況をご覧いただきました。その時、実際の空間を見ながら皆で色や素材を決定したり寸法に変更を加えた部分がいくつもありました。また監督さんはじめ大工さんなどの職人さんも快く変更に対応してくれたり、逆にアドバイスをもらうことも多々ありました。
完成した家はとても気持ちの良い空間として実現しました。●所在地:東京都 ●家族構成:ご両親、ご夫婦、お子様二人 ●延床面積: 228m2(55.6坪) ●構造:木造 ●コースお申込:2019年1月 ●竣工年月:2020年7月 ●担当コンサルタント:久保、村松(文) ●設計:東信洋(space fabric一級建築士事務所/写真提供) ●施工:関内工務店