「リノベーション成功の秘けつ」はいくつかありますが、私たちOZONE住まいづくりコンサルタントが重要視しているのが、お客様と依頼先担当者との"相性"についてです。
特にリフォーム会社の場合、会社案内やホームページ等から特徴はある程度分かっても、実際に設計する担当者は分かりません。
今回ご紹介するAさまは、OZONEの紹介コースを通じて相性の良い担当者と出会えたことで、打合せから工事に至るまで、お互いに円滑なコミュニケーションが図れ、ご自身のこだわりを上手にプランニングに反映させた、満足度の高いお住まいを手に入れることができました。
Aさまのお住まいは都心の築50年のマンション(約55㎡)、限られた予算の中での最優先項目は、老朽化した水廻りの交換です。
・設備機器の交換(浴室、洗面所、キッチン、トイレ)
・物が片付くように収納スペースを設ける(寝室に隣接したWICを希望)
・リビングは日当たりの良い南側に配置
・ピアノを置く
・書斎コーナー(できれば)
・デザインイメージは「エレガントモダン」で「ホテルライク」な住まい
・キッチンはモダンで無機質な感じ
・シャンデリアをつけたい
これらの要望を整理しながら、ご自身の暮らしに合った理想の住まいにどれだけ近づけられるかが、今回のリノベーションの課題でした。
水廻りは、設備機器だけではなく配管自体も老朽化が進んでいました。築年数の経ったマンションは細心の注意を払って施工しなくてはいけませんので、マンションリフォームの経験値の高い担当者でなくては不安です。そして間取りとインテリアをセンスよく、自分好みにまとめてくれる方と本当に出会えるのか...、不安は尽きません。
そこでOZONEからは実力のある担当者をそれぞれ指名して、リフォーム会社3社を紹介しました。三者三様、個性ある素敵な提案ばかりで悩まれましたが、Aさまの好みを良く理解いただき、しっくりくる間取りとインテリア提案をしてくれたのが、「三井デザインテック」のリフォームプランナーでした。
決定後も、信頼できる担当者と打合せを重ねながら、大きなトラブルもなく順調にリノベーション計画は進み、無事完成しました。
Aさまが決断する際は的確なアドバイスもいただけて、とても心強かったようです。
お引越し前のタイミングで訪問してきましたので、完成したお住まいをご紹介します。
玄関に入り、靴を脱ぐと正面にはウォークインクローゼット(以下、WIC)の扉、右手にはLDKの扉があります。
WICの先は寝室へと繋がりますので、外出先からの衣服や荷物等をWICに置いて、寝室を通り抜け、LDKに入ることができます。回遊動線でとても使い勝手がよさそうでした。
WICは収納するアイテムに合わせて棚やポールを造作することで、無駄なく収納することができます。
寝室はベッドと書斎用デスクを置く予定とのことで、スッキリシンプルに仕上がっていましたが、エレガントなラベンダー色のアクセントクロスが映えてとても素敵でした。
LDKは床暖房が完備されているため、心地よいぬくもりが足の裏から体へと伝わります。訪問した日は3月初旬の朝から小雨が降る肌寒い日でしたが、床暖房が冷えた体をじんわりと温めてくれました。
キッチンは必要な要素を全て詰め込み、コンパクトで機能的なとても明るく清潔感のある空間となりました。
ダイニングには、当初からご希望されていたシャンデリアも設置されていました。
お引越しを終えた頃には、窓先にみえる桜の木も満開でしょう。
LDKを囲む2面の窓が季節の移ろいを感じさせてくれる、そんな素敵なお住まいでした。
(2022.3月 住まいづくりコンサルタント 高木美奈)
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