インテリアデザイナーが、ASAHIKAWA DESIGN WEEK(旭川デザインウィーク)で家具の工場視察をしてきました。国産の家具の良さを再認識したようです。
日々のデザイン業務やセミナーをにするにあたり、日ごろの情報収集は欠かせません。
今回は2019年6月に開催された旭川家具の見本市「旭川デザインウィーク」へ行ってきました。旭川は日本5大家具産地に数えられ、110社もの家具メーカーが旭川に集結しています。良質な木材と、ものづくり日本の美意識や、地域に根付いた伝統と技術を駆使した家具は、今世界からも注目を集めています。
そんな旭川家具がどのような背景のもと製造されているのか、日本の家具作りの知識をさらに深めるために5つの家具メーカー工場を視察。期間中は空港、駅から各メーカー間でシャトルバスやタクシーが利用でき、広大な旭川の地でも効率よく見て回ることができました。ここでは一部お伝えします。
㊦日本の伝統技術を支えてきた作り手と共に、ものづくりの新しい伝統に挑戦し続ける【TIME & STYLE FACTORY】。雄大な大雪山を背景に工場敷地内の丸太置き場。
㊦左)北海道産の丸太から仕入れ、自社で製材するところから取り組むこだわり。
㊦右)木材を薄くスライスしてできる突板。
㊦左)最新マシーンを導入して複雑な立体形状も可能に。そして一つ一つ入念に人間の目でチェック。
㊦右)職人さんが一つ一つ丁寧に説明してくれます。若い職人さんたちも大活躍!技能五輪で優勝、世界大会に出場した職人さんもいらっしゃるとか。
㊦左)モットーは"360度どこから見ても美しい家具"。写真はTVボードの裏側・・本当に美しい!これにはこだわり技術が隠されていました。
㊦右)仕上げのきめ細やかな作業はやはり職人さんの手で。ずっとスリスリ触っていたくなる気持ちの肌触りはこうした職人さんの手で一つ一つ確認しながら仕上げられていきます。
㊦左)整理整頓された工場内。
㊦右)こだわりのものづくりは家具だけにとどまりません。
他のメーカーもそれぞれ独自のこだわりと工夫を持ち、たくさんの素晴らしい職人さんたちが家具作りに励んでいました。工場見学を通して自分の目でみて感じ、新たな発見と感動の連続でさらに国産家具への愛が深まりました。また国産家具や林業の現状をしるセミナーにも参加し、とても実りある視察となりました。
普段お客様に提案する立場として、お客様に安心して長く大事にお使いいただくためには、やはり製造背景から知ることがとても重要だということに改めて気づかされました。
インテリアが心地よく響きあう空間は、心と暮らしを豊かにします。毎日をより楽しくをモットーに、これからまた一つ自信をもって、お客様の住まいづくりのお手伝いをしていきたいと思います。
(2019.7.11記)
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