雨模様の勤労感謝の日となりましたが、OZONE登録工務店「ますいいリビングカンパニー」の二世帯住宅オープンハウス開催のご案内を頂き、見学に行って参りました。
埼玉県の川口駅から徒歩10分ほどの好立地で、暮し始めて3年が経過した会長(母)と代表(息子)のご自宅だそうです。
雨模様の勤労感謝の日となりましたが、OZONE登録工務店「ますいいリビングカンパニー」の二世帯住宅オープンハウス開催のご案内を頂き、見学に行って参りました。
埼玉県の川口駅から徒歩10分ほどの好立地で、暮し始めて3年が経過した会長(母)と代表(息子)のご自宅だそうです。
現地に到着すると、スタッフの方が笑顔で迎えてくださいました。
なにやら奥の方に人が集まって賑わっています。二世帯住宅の1階にあるギャラリーで、「森のとびらマルシェ」を同時開催していて、ご近所の方がたくさんいらしていました。
ますいいリビングカンパニーは、国産木材や健康に良い素材を選んだ家づくりに取り組んでいます。生活する人の健康にも良く、山や海などの地球環境にも良いという情報発信を積極的におこなっていますが、この楽しいイベントもその一環なのだそうです。
お子様連れのご家族向けに、スタッフの方が「木育」に関する絵本を朗読してくれます。プロの声優さんに指導を受けたそうで、思わず拍手してしまうほどの素晴らしさでした。取り組みへの本気度が熱く伝わってきます。
さて、二世帯住宅にお邪魔させて頂きます。
奥に向かって細長い土地形状を活かし、中央に中庭を配し2世帯をエリア分けしています。
水害の可能性から、1階は鉄筋コンクリート造とし、2階3階は木造という混構造だそうです。
子世帯エリアの1階には、茶室が設けられています。代表の増井さんは「日本的なるもの」への理解を深めるためお茶のお稽古を続け、気軽にお茶を楽しむ暮らしを推奨しています。
一般住宅の中に、手の届く費用で茶室がつくれたら素敵ですね。
二世帯の交流の場としても良いし、一人で考え事をする場所としても心地よい空間です。
少し低めの天井は落ち着きと静けさを感じさせます。光の量を抑えた照明計画も絶妙です。
ますいいリビングカンパニーでは、ローコストで自由な家づくりをするために、建主のセルビルドを応援してくれます。
出来るところを自分の手でつくることでメンテナンスが出来る様になり、家への愛着も深くなります。ここでも、キッチンや洗面室のタイルをご家族で貼ったそうです。
親世帯のリビングダイニングは、壁に漆喰を採用しています。
会長(母)はシックハウスの症状を経験したことがあり、内装材の選択にも細かな配慮がされていました。
収納も分散しないように大きなクローゼットが設置されていました。
窓まわりにはカーテンではなく障子が使われていますが、スッキリと気持ちの良い空間となっています。
子世帯のリビングダイニングも同じように障子が使われていますが、組子のデザインに違いがありました。グレー系の塗装仕上げの壁と障子、無垢材の床に、北欧デザインのペンダント照明がとても似合っています。同じ内装仕上げにしたいという建主も多いそうです。
ますいいリビングカンパニーの思いを形にした、シンプルで居心地の良いお住まいでした。モデルルームではなく、実際に暮らしているお宅なので、面白いお話もたくさん伺えました。
二世帯は完全に分離されていますが、普段は鍵を閉め、必要な時に両世帯を繋ぐ扉がありました。動線は交わりませんが、窓に明かりがともれば見える、気配を感じるという程よい距離感が、快適な二世帯住宅のひとつのお手本になるかと思います。
土地の形状やライフスタイル、家族構成など、ご家族によって快適の条件は変わりますが、ちょっと頑張って、一味違う自分らしい家を建てたい方、リノベーションしたい方は、ぜひこのような機会を見つけて、オープンハウスを見学してみてください。思いを託せる工務店との出会いや、楽しい暮らしができる家のヒントが見つかるかもしれません。
(2022年12月記 OZONE住まいづくりコンサルタント 川端幸枝)
関連記事
OZONEメールマガジン(無料)のご案内
住宅事例や家づくりに役立つ情報、リビングデザインセンターOZONEで開催するイベントやセミナー情報などをメールマガジンでお届けします。