新築マンションを購入され、大好きなインテリアも格好よくしたいと夢膨らませていたT様。しかしオプション販売会では、なかなかイメージに合ったインテリアを探すことができなかったそうです。
南側が全面窓になっていて、素晴らしい眺望です。
ここはリビングダイニングになるところですが、コーナーが変形型なので、使い勝手が重要です。
また、コーナーの行き止まり感を和らげ、いかにお部屋をバランスよく広く魅せるか、家具のレイアウトが鍵になります。
同じ窓の左側。
OZONEが手配したカーテン業者さんが、採寸のため同行しました。
11月でしたが、高層階で日差しが奥まで差し込み、一同、その暑さにお手上げでした・・・。
デザイナーがお客様に提案した家具レイアウト案です。
ダイニングテーブルはエクステンションタイプをセレクト。部屋のほぼセンターに配置し、テーブルを伸ばしてもゆったりと使用できます。
また、テーブルは壁につけず回遊動線にすることで、使いやすいだけでなく、ご希望の季節の設えができるサイドボード(テーブル右)も配置することができます。
さらにお部屋の印象をUPさせるために、入り口から突き当りのコーナーにはソファやアートを配置し、死角となる反対のコーナーをテレビや収納スペースにしました。
コーディネートした家具が納品され、ドアを開けて正面を見たところです。
ソファは窓辺に向けて配置することにより、空間を広く見せる効果と、素晴らしい眺望を楽しむことができます。
また家族でフレキシブルに使用することを考慮し、肩肘ソファとオットマンの組み合わせにしています。
コーナーの三角形のスペース設置したフロアスタンドが、鋭角のコーナーを柔らかく演出。
アートや天井の照明がバランスよく配置されることで、高さ方向にも広がりが感じられます。
奥様が好きなダークブルーは、アクセントとしてクッションやアートに取り入れました。
手前のピーコックのクッションは、インポートのファブリック(フランスのデザイナーズギルド)で制作。
奥様の好きなモチーフと聞いていたため、大変喜ばれていました。
さらに同じコレクションの生地で壁のファブリックアートも制作したので、カラーバランスもバッチリです。
眺望を生かすために、カーテンは透け感のあるレースをご提案。薄いブルーで、生地のナチュラルなウェーブでできる濃淡がとてもきれいなレースです。
そして「遮熱対策」も大切なポイント。レースの裏に「遮熱ロールスクリーン」をご提案しました。遮熱だと光を遮るイメージがありますが、遮光とは違い、透過性がありながらも紫外線や熱をしっかりカットしてくれます。これなら日中閉めても暗くならず、圧迫感もありません。
コロナ禍でのお引越しをされたお客様。納品の遅延や、たくさんの業者が出入りし、いろいろご不安もある中で、お時間の調整や換気など快くご協力いただき無事納めることが出来ました。
壁にアートをかける際は、中学生の息子さんも一緒にバランスを見てくださり、その姿がとても頼もしく、印象に残るセッティングとなりました。T様ありがとうございました。
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