築45年の家。耐震補強は区の助成制度を活用し、今の暮らし方に合わせて断熱と間取りを大幅に改善。2021年完成の "建築家に頼んで大成功"のリノベーション実例です。 登録建築家自身がご紹介します。
築45年の家。耐震補強は区の助成制度を活用し、今の暮らし方に合わせて断熱と間取りを大幅に改善。2021年完成の "建築家に頼んで大成功"のリノベーション実例です。 登録建築家自身がご紹介します。
敷地は静かな住宅街で南北に長く南側が道路で日当たりも良く、ご主人は庭先やバルコニーで趣味の柑橘類(100 種以上)を長年栽培しています。
築50年になる自宅は両親との同居や子供たちの成長に合わせて屋根裏を増築しましたが、定年を迎えて部屋も空いていました。そこへ子家族が同居することになり、耐震性の不安や新しい家族の暮らしに合った家に出来ないかと、ご相談に来られました。
建替えも視野にはありましたが、面積や建物配置は既存の小屋裏を減築しても今とあまり変わらず、改修でコストを抑えながらプランや耐震性、断熱性も改善できる事が分かり、リノベーションを選択することに。
耐震補強は区の助成制度を活用し、LDKと水廻りのある1階でご主人が暮らせるよう、新たに寝室を作りました。少し狭くなったLDKではリビングのくつろぎとダイニングの食卓を兼用できる低座のテーブルとベンチ、椅子を提案。2階は子世帯家族の寝室や在宅で使う仕事部屋に改修しています。
改修では大きな重機が入らず、南庭の既存樹木の多くが残せた事もメリットでした。ある日伺うと、ご主人は庭木の手入れをし、近所の子供たちが芋虫の餌の葉をもらいに来ていました。
●延べ床面積:117㎡
●竣工:2021年2月
●構造:木造
●Photo:吉田 香代子 (改修前の画像以外)
事務所を開設して20年になりました。 事務所はごく普通の住宅街にあり、独立以来職住一体で、子供達の成長や母の介護など様々な世代の生活変化を身近で感じられた事は、住宅設計者の私にとってあらゆる意味で良い環境だったと思います。一つ一つ住む人の目線に立って思考し、時を経ても愛される家を誠実につくりたいと考え、日々仕事に取り組んでいます。
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